株式会社KeepFaith
ご挨拶
代表取締役 木梨英忠

【ビジョン】
弊社の組織編成は、下記の通りとなります。
介護事業本部においては、利用者の不利益には絶対にさせないために、変わり過ぎたこの業界を正しく軌道修正していきたいと考えます。
私たちは日本一のスペシャリスト集団であると自負しています。介護とは、一般に対して「とんでもなく高度な専門職である」と広く認識してもらい、介護業界を一新していくために、私たちが人間性、技術等を兼ね備え、世間に周知していきます。
【経営理念の生い立ち】
(※支援者とは介護職やケアマネやプランナー、ケースワーカー、自治体関係者等を含む)
この経営理念は、会社を立ち上げる前に約2年がかりで作成しました(2019年です)。
社是(=会社の徹底主張)は「真実・本質・個性・人間性」です。
会社名のKeepFaithは「信念を貫く」という意思表示を含みます。
当時、木梨と山口管理者は20年以上介護現場を経験し、ここのところの介護業界において、互いに非常に強く思ったこととして、
●「支援者の技術・技能が著しく低下している。支援者のコミュニケーション能力も低下し、技術や能力の向上に向けたその努力をせず、安全安心のサービス提供もままならない。」
●「支援者は利用者のことを本気で考えてはいない。その人らしい生活や個性にも無関心で認めようとも活かそうともせず、支援者達の都合でやり易いよう、楽な支援になるよう、利用者ではなく支援者の安全安心を最優先できるよう導いている。そこに意向が確認できているのに、真実から目を反らし、とにかく自分達が大切、自分達にとって面倒くさい支援や介助は嫌、楽に、大変じゃないように、工夫や努力はせずに今できる範囲で・・・という目的のためにサービスの内容を変更したり、利用者の意向や希望はわがままに過ぎなく、自分たちを困らせていると問題は利用者にあるかのように捉えて行動している。ここにあるのは支援者の言い訳と正当化の結果のみであり、利用者が望む尊厳の保持や権利擁護は皆無となっている。支援者は人間性を持たず、やるべきことはやっていると開き直って作業だけこなせば、それで「サービス提供しました‼」と間違った方向へ解釈を変えている。」
【本質的な介護】
本質的な介護とは、利用者が、人生の基盤となる「どこで誰と暮らすのか」というところから始まり、自らの生活や人生を自らの意志で選択し決めていけるよう、必要な正しい情報や協力を提供する。また誰かの都合でその人の生活や人生が制限されたり我慢を強いられたりすることなく、利用者自身の意向が尊重されその権利が擁護されるよう働きかけ、利用者自身が納得して暮らしていけるためのサポートであり、継続して行われることによって利用者自身の希望する生き方を叶えるための支援でなければならない。
【考察と思い】
おそらく95%以上の支援者は上記に当たります。本質的な介護から明らかに乖離しています。しかし、この乖離した支援者たちが平然と「お客様志向」とか「住み慣れた地域で、自分らしく最期まで」等と謳っています。どこの団体・企業も言動が伴っていないのに似たようなことを謳っている・・・信じられないが現実であると受け入れることに時間を要しました。何故、ここのところの介護業界はこうなってしまったのか?
→ 持論ですが、特に介護現場は圧倒的な人材不足により、とにかく誰でもいいから人材確保に至り、その結果人材育成も追いつかず=できずに、職場環境の悪化、人間性及び専門性の欠如によるサービスの質の低下を引き起こしている。
しかし、残りの5%未満の支援者は違います。5%未満の支援者は「社会的に常識があり、介護に対して熱く理想を持っている人材、介護という仕事に覚悟と責任を持ち、使命を果たそうとしている人材、根本に人間性がある人材」として、いかなる時も利用者の声に耳を傾け、その人が望む暮らしや人生の実現のために、自らを適応させていくために自己研鑽を惜しまずに本質的な介護を提供し続けている。しかしこの本質を備えている人材であっても、意識や質が既に低下した介護現場に就業し、腐った職場環境で、優れた育成担当者や上司に恵まれず「喪失感・諦め感・絶望感」を持っている人材は非常に多い。そして、介護現場から離脱していく場合がある。=本当に必要な人材の損失=要介護者にとっての不利益。
また、95%以上の支援者の中には、もともと5%未満の支援者も多くいたと思われます。20年前の介護業界は実は本質的な介護ができていました。もともとは小さい数字だったはずです。どんどんみんなが「介護業界ってこんなものでいいんだ」と自らの楽を追求することに染まっていくから、95%以上と莫大な数字となったのでしょう。95%以上の支援者の中には、もともと5%未満の支援者が多くいたと思われますが、95%以上の環境に染まってしまった。環境に染まってしまった=自分の信念を曲げてしまった。それは本人の選択であり、本人の責任であると考えます。
木梨と山口管理者は、現状として、まだ95%以上に染まっていない、この5%未満の支援者に専門的なプロ環境の機会やきっかけを作りたい、早急に自分達で会社を立ち上げ、一緒に行動したいと強い信念がありました。
この5%未満の支援者とともに、真実をもって、利用者の一人一人の個性を追求し、本質的な介護実践(専門的プロ集団及び超高度な「人間性の有る」サービス提供を徹底構築)を通すことによって、もっともっとこの5%未満の支援者が会社に集約、大規模な専門的プロ集団となり、「本質的な介護とはこういうものだ」と業界にも世間にも周知や理解を得たい。どうしても、昔は介護業界全体ができていた「本質的な介護」という原点に戻ってもらいたい、長野市から日本全体に波及し変革させる強い信念で作成しました。
また、在宅生活を望んでいる利用者が「住み慣れた地域で、自分らしく最期まで」いていただける環境を実現することについては、当然に365日24時間いつでも必要な時に利用できる訪問介護が必要です。2019年の長野市の訪問介護は87か所、そのうち深夜帯をやっている訪問介護は2か所しかない。しかも土日祝日、お盆、正月は休みで、平日9:00~18:00しか運営しない団体・企業ばかり。よくこれで長野市を筆頭に、どこの団体・企業も「住み慣れた地域で、自分らしく最期まで」と平然と謳っているなと思う。人間の暮らしは平日9:00~18:00だけで完結するのだろうか。18:00~9:00までは寝ているべき、家族が看ているべきということなのか。これでは「住み慣れた地域で、自分らしく最期まで」いられるはずもないと思うのです。
【自分らしく最期まで】
本当に難しいのですが、その人の「自分らしく」とは具体的に何でしょうか?利用者それぞれの人生は様々であると思いますが、実は法律(制度理念)においての本質はその人の「自分らしく」を目指しています。介護サービスを提供して終結ではありません。何故、法律(制度理念)にあるのに、介護業界はその人の「自分らしく」を追求しないのか?
→ 上記の95%以上の支援者が間違った解釈(言い訳や正当化)をしていることと、安全安心のサービス提供もままならないからです。安全安心のサービス提供もままならない=その人の「自分らしく」を追求するどころではない。でも、安全安心に向けての一切の努力をしないのは95%以上の支援者で有り、その人の「自分らしく」を考える世界にすらいないということです。介護業界は本当に終わっています。95%以上の支援者は私達から見たら「ただのお手伝いさん」に見えています。
安全安心が基盤にあってこそ、その人の「自分らしく」を目指せるものです。さらに、ここには超高度な人間性・専門性というものが必ず必要です。
その人の「自分らしく」を追求する会社は異端児扱い、相当に面倒くさがられ敬遠されてしまいますが、我々の会社はその人の「自分らしく」を何が何でも徹底的に追求します。どんなことがあってもこの職種(専門職)である以上は絶対に外せない。外すことは「介護はただの作業」を意味し、介護職が専門職としての位置づけを失うのです。
「どのように生きたいのか → 何をどうしたいのか → どうしたらできるのか → どうしてほしいのか」
このように暮らしの中のひとつひとつの選択で、決定をして、自分らしく生きていくことが誰もが皆当たり前にしていることです。
「自分らしく」のひとつには例えば「生きがい(生きる価値、生きる目的、生きる意義、生きる喜び等)」というものがあります。その人の「生きがい」を共に創出し、協力が必要な状況では支援します。創出して終結ではありません。創出して継続的に支援して、利用者が「自分らしく」納得しながら生き、「自分らしかった」と納得し終焉を迎えた時こそが介護の終結です。
安全安心の基盤 = 「自分らしく」生きるための生活の基盤
→ 「自分らしく」を徹底追求
→ 「自分らしく」を創出
→ 「自分らしく」生きるための創出支援
→ 「自分らしかった」と納得し終焉を迎える
➡ 「自分らしく最期まで」とはこういう意味です。
自分自身が選択し、決定するから、その人らしい「自分らしく」納得した人生となるわけです。
【沿革】
(2025年)令和7年07月01日
組織編成 介護事業本部・未来事業本部・統括本部の3つの本部に編成
(2020年)令和2年07月01日
訪問介護、居宅介護、重度訪問介護(介護事業)の運営開始
(2020年)令和2年03月16日
会社設立


株式会社KeepFaith 組織編成
